為替のしくみ|円高・円安を、いちばんやさしく
この記事の要点
- 為替レートは、通貨を買いたい人と売りたい人のバランスで、いつも動いています
- 1ドル=150円が140円になるのは「円高」、160円になるのは「円安」です
- 金利・景気・物価のニュースが、通貨の買われやすさを変えます
為替レートは「通貨の値段」
為替レートは、ある通貨を別の通貨で買うときの値段です。「1ドル=150円」は、1ドルを買うのに150円いるという意味です。
この値段は、どこかで決められているのではなく、世界中の銀行・会社・旅行者・投資家が通貨を交換するなかで、買いたい人と売りたい人のバランスでいつも動いています。ドルを買いたい人が多ければドルは高くなり、売りたい人が多ければ安くなります。
円高と円安
- 円高:円の価値が上がること。150円 → 140円のように、少ない円で1ドルが買えるようになる
- 円安:円の価値が下がること。150円 → 160円のように、1ドルを買うのにより多くの円が要る
円高はドルから見ると「ドル安」、円安は「ドル高」です。ドル円のチャートが上がっていれば、ドルが高く(円が安く)なっています。
何が為替を動かすの?
為替が動く理由はたくさんありますが、はじめに知っておきたいのは次の3つです。
- 金利:金利の高い通貨は、預けておくと利息が多くつくので買われやすくなります。各国の金利は世界の金利で見られます
- 景気:景気がよい国の通貨は、その国にお金が集まりやすくなります
- 物価:物価が上がると、中央銀行が金利を上げるかもしれない、という見方につながります
こうした数字は、決まった日時に「経済指標」として発表されます。発表の予定は指標カレンダーにまとめています。
為替は、いつも2つの通貨の力くらべ
ドル円が上がったとき、それは「ドルが強かった」のか「円が弱かった」のか、2つの見方ができます。8つの通貨の強さをくらべると、どちらの動きだったかを分けて見られます。くわしくは通貨の強弱のページで見られます。
ここに気をつけて
「数字が小さくなったのに円高」と、言葉と数字の向きが逆に感じられるところで、多くの人がつまずきます。ドル円の数字は「1ドルを買うのに何円いるか」です。円の力が強くなると、少ない円で1ドルが買えるので、数字は小さくなります。
ニュースが出ても、予想どおりの内容だとほとんど動かないこともあります。ニュースと値動きを、いつも結びつけすぎないようにしましょう。
確認問題
Q1. 1ドル=150円が、1ドル=140円になりました。これは円高ですか、円安ですか?
答えと解説
正解は「円高」。1ドルを買うのに必要な円が少なくなったので、円の価値が上がった=円高です。
1ドルを買うのに必要な円が少なくなったので、円の価値が上がった=円高です。
Q2. 円安になると、ドル円の数字はどうなりますか?
答えと解説
正解は「大きくなる」。円の価値が下がると、1ドルを買うのにより多くの円が要るので、ドル円の数字は大きくなります。
円の価値が下がると、1ドルを買うのにより多くの円が要るので、ドル円の数字は大きくなります。
Q3. ある国の金利が上がると、その国の通貨は一般にどうなりやすいですか?
答えと解説
正解は「買われやすくなる」。金利が上がると、その通貨で預けたときの利息が増えるので、買われやすくなります。ただし、予想どおりだと動かないこともあります。
金利が上がると、その通貨で預けたときの利息が増えるので、買われやすくなります。ただし、予想どおりだと動かないこともあります。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。